舞鶴町青年会は SDGs の目指す持続可能な社会の実現に舞鶴町から取り組んでいきます
【 お知らせ 】
11月2日、東京の日本青年館にて開催された『日本青年館財団設立100周年、日本青年団協議会結成70周年記念式典』に出席してきました。
日本青年館とは…!?あまりご存知ないかと思いますので、概略をご紹介しますと…
遡ること100年前…明治神宮の内苑・外苑の造影奉仕を行ったのが、日本全国から集まったのべ11万人の青年でした。
完成にあたり、当時の皇太子殿下から「国家の発展は青年の修養にあり」とのお言葉があり、その栄誉に感激した青年たちによって、1921年(大正10年)に財団法人日本青年館が設立され、その後、青年団一人1円募金により、1925年(大正14年)に初代日本青年館が建設されました。
以後、1979年(昭和54年)には2代目、2017年には3代目、つまり現在の建物へと建て替えられ、今日に至ります。
現在の日本青年館は、ホテル・ホール・オフィスを併せ持つ総合施設であり、全国の青年の学習・研究・交流等の活動拠点としての重要な役割を果たしています。
ちなみに、神宮球場の真横にありますので、客室からはグラウンドがよく見えますし、吸気口を開ければ、声援も聞こえてきて、臨場感満点です。
記念式典では、秋篠宮殿下のご挨拶、那智田楽保存会による『那智の田楽』の披露が行われたほか、記念講演として、社会教育がご専門である東洋大学の矢口悦子学長が登壇されました。
矢口学長は、「新しい社会では青年の活躍が求められています。過去にも、幾度となく「新しい社会」を作り上げてきたのは、その時々の青年たちです。」と、青年が活躍する社会の大切さについて語られていました。
コロナ禍という大変な時代を経て、おそらく社会は大きく変わっていくことと思いますが、アフターコロナとしてやがて到来する「新しい社会」では、直面している様々な課題を解決し、持続可能な社会構築に向けて、私たち青年の活躍が必須であると考えます。
式典後、矢口学長に数年ぶりにご挨拶させていただき、後日改めて当青年会の活動も含め近況報告を行いました。
それに対して、
『皆さんがふるさとをしっかりと守り、そこでの暮らしを楽しんでおられる様子が、おそらくこれからの若者たちにとっても一番の「教育」かと思います。地道な活動に勝る事はないと確信しています。』とのコメントをいただきました。
コロナ禍の影響で、地域社会の活動やお祭りを始めとする地域に根ざした伝統文化の活動自粛が相次ぎ、地域の活動で『楽しむ』ことを忘れつつある世の中となっています。
地道ではありますが、年間の様々な活動を通じて街の魅力やお祭りの楽しさを改めて引き出し、それを次世代へ継承していくために、
まずは自分たちが楽しむ機会を少しずつ復活させていきたいと思います。
舞鶴町青年会会長 古田 裕樹