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「おせったい」を開催しました
弘法大師(空海)の縁日にちなんだ、大分の伝統行事「おせったい」を開催しました。
「おせったい」は、地域によって内容が異なるものの、訪れる人々にお茶やお菓子を振る舞う文化です。かつては舞鶴町でも30年ほど前まで行われていましたが、最近では、その機会も減り、若い世代にはあまり知られていませんでした。
この伝統を受け継ぐため、主催者である古田会長は、「祖父母や両親が受け継いできた文化を、『昔あったなぁ』で終わらせたくない。今度は私たちが引き継いでいく番だ」と、開催の経緯を語ります。
舞鶴町では、かつて「おせったい」が地域の人々の交流の場でもあり、孫が祖父母と手をつなぎながら近所をまわり、お茶を楽しみながら語り合う時間が大切にされていたのかもしれません。そんな情景が想像される中、今回の開催では、参加した子どもたちに「弘法大師のお祭りだよ」と伝え、お参りをしてからお菓子を配布しました。
最初は何が行われているのかわからず戸惑っていた子どもたちも、お菓子を見ると嬉しそうに受け取っていました。また、一緒に訪れた保護者からは、「昔を思い出して懐かしい」「こういう行事が続いてくれるのはありがたい」との声も聞かれました。
古田会長は「幼少期の思い出のひとつとして残ってくれれば嬉しいです。おせったいをきっかけに、地域のつながりが深まればと思います」と話します。